2018 年 13 巻 2 号 p. 111-121
崩壊を検知するための計測機器の精度を検証することを目的として,大型砂質模型斜面の崩壊実験で計測された地表面変位を用いて,異なる変位計測間隔,計測時間間隔で間引いたデータ群が,間引く前の時間-変位曲線をどの程度の精度で再現できるかを評価した。変位計測間隔については,変位計測間隔を崩壊までの変位で割って正規化した数値が0.05以下となると計測データの再現性が高いことが分かった。また,計測時間間隔についても,計測時間間隔を崩壊までの時間で割って正規化した数値が0.05以下となると計測データの再現性が高いことが分かった。これらの結果から,崩壊までの変位量や時間に応じた適切な計測精度がある可能性が示唆された。