地盤工学ジャーナル
Online ISSN : 1880-6341
ISSN-L : 1880-6341
論文
擬似過圧密海成粘性土の強度のばらつきに関する研究
山根 信幸深沢 健土田 孝田端 竹千穂
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 2 巻 3 号 p. 169-181

詳細
抄録
地盤調査結果から得られる調査対象地盤のばらつきは,地盤本来が持つばらつきと,調査・試験方法や採取試料が受ける撹乱等の影響によるばらつきが複合的に加味されたものであり,これまで実地盤に対して定量的に評価された事例は少ない。本論文は,物理特性が比較的均一と見なされる沖積粘性土地盤に対して実施したコーン貫入試験(CPT),一軸圧縮試験(UCT)の結果を用いて,せん断強度(su)のばらつきに関して検討を行った。その結果,CPTから得られるsu(=qtvo/Nkt)はUCTから得られるsu(=qu/2)の半分以下のばらつきであることが確認された。また,suのばらつきは地盤の年代効果による付加的な構造に起因することが考えられ,そのばらつきは圧密の進行とともに低減し一定値に収束することが確認された。
著者関連情報
© 2007 公益社団法人 地盤工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top