コーン貫入試験は,原位置の地盤強度をコーン貫入抵抗qcとして評価する調査手法であり,実務において広く用いられている。この試験は室内での実施も可能であることから,種々の試験結果との相関を求めることができ,その利便性は高い。本研究では,静的コーン貫入試験のコーン貫入抵抗qcから土構造物の設計に用いる土質定数の推定法を検討している。全国33か所から採取した土質材料を用い,粒度,湿潤密度,含水比を統一して作製した供試体の下でコーン指数試験,一軸圧縮試験,CBR試験を実施した。静的コーン貫入試験と締固めた土のコーン指数試験におけるコーン先端形状の差異およびモールドの側方拘束の影響を定量的に評価し,これらの要因を考慮した土質定数推定のための新たな相関式を提案した。