地盤工学ジャーナル
Online ISSN : 1880-6341
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論文(通常論文)
固化処理土を用いた帯鋼補強土壁工法における施工プロセス上の要因が補強材の土中引抜き抵抗に与える影響
米田 修田坂 行雄志村 直紀鈴木 素之
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2011 年 6 巻 2 号 p. 285-295

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抄録
帯鋼補強土壁工法では,裏込め土として摩擦抵抗が期待できる細粒分の少ない土を使用することが前提となるが,近年,現地発生した細粒分の多い土をセメント系固化材等で土質改良して使用する施工例がある。本論文では,この工法の実際の施工過程で想定される要因として,固化処理から転圧までの盛土材の混ぜ置き時間の影響,固化処理土に対する転圧回数の影響,施工中断により生じる可能性のある補強材を挟む上下層の強度差の影響,段階施工における次の施工までの放置時間の影響を取り上げ,これらが補強材の引抜き抵抗に与える影響について補強材の室内土中引抜き試験により調べた。その結果,固化処理土からの補強材の引抜き抵抗は,混ぜ置き時間や突固め回数の影響を多少なり受けるが,補強材を挟む上下層の強度差や次の上載圧が載荷されるまでの放置時間の影響をほとんど受けないことが判明した。
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© 2011 公益社団法人 地盤工学会
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