地盤工学ジャーナル
Online ISSN : 1880-6341
ISSN-L : 1880-6341
論文(一般投稿)
グラウンドアンカーの健全性評価方法に関する検討
藤原 優
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 7 巻 3 号 p. 449-465

詳細
抄録

グラウンドアンカー(以下,アンカー)は,昭和63年に旧土質工学会(現在の地盤工学会)の基準が改訂されて以降,防食機能が改善されたアンカーが採用されている。基準改訂前のアンカーは,引張り材の腐食などが懸念されるものの,アンカーは大部分が地中に埋設されており引張り材の腐食や変形などを直接確認することが困難な状態にある。本研究は,施工後約35年が経過したアンカーを対象としてリフトオフ試験や掘り起こし調査などを実施し,腐食の発生したアンカーの健全性評価における留意点について提案を行った。

著者関連情報
© 2012 公益社団法人 地盤工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top