抄録
【目的】
大学教育における家庭科教員養成課程に必要な内容を追究するため、現在、家庭科教育指導上、教育現場において求められている必要不可欠な教育内容、知識·技術等を把握し、家庭科教員養成カリキュラム構築のための基礎的知見を得ることを目的とする。本報では、現職高等学校家庭科教員の認識·実態の現状を明らかにする。
【方法】
調査対象:全国高等学校家庭科教員206名
調査時期:2001年10月∼2002年2月
調査方法:高等学校家庭科を指導するために必要な「知識·技術」「考え方」「姿勢·態度」の各内容について郵送法によるアンケート調査
【結果】
「知識や技術」において先生方が指導する際に得意であると考えている分野は食生活分野であり、また、得意ではないと考えているのは住生活分野であることが明らかとなった。知識や技術を身につけた、または身につけたい機関としては大学の専門科目が多く、消費者教育や高齢者福祉に関するものは、都道府県市町村等における研修や社会教育に期待していることが明らかとなった。