家政学雑誌
Online ISSN : 1884-7870
Print ISSN : 0449-9069
ISSN-L : 0449-9069
疲労調査 (第6報)
夫妻の自覚症状
稲葉 ナミ桑田 百代
著者情報
ジャーナル フリー

1970 年 21 巻 2 号 p. 142-146

詳細
抄録
教員の家庭について、共働き夫妻と一般夫妻の自覚症状と生活時間とを調査した結果、次の結論を得た。
1. 共働きの妻の自覚症状訴え率は、夕方には平日も休日も、4者中、最も高い。
これに対して、一般家庭の妻の自覚症状訴え率は平日も、休日も、朝夕ともに4者中、最も低い。
2. 夫の自覚症状訴え率は平日も、休日も、共働き家庭のほうが高いが有意差ではない。
3. 共働きの妻の生活時間は平日、全労働時間が4者中、最も長く、睡眠時間は4者中、最も短い。休日には一般家庭の妻と同様に家事労働に従事して、休日なしの生活である。
これに対し、一般家庭の妻の生活時間は平日、全労働時間が4者中、最も短く、社会的文化的生活時間は4者中、最も長い。
4. 夫の生活時間は共働き家庭の夫の家事労働時間が一般家庭の夫より、平日15分・休日21分長いが、その他の生活時間は平日も休日も大差がない。
著者関連情報
© 社団法人日本家政学会
前の記事 次の記事
feedback
Top