抄録
以上の実験により, フレアー・スカートは, ウェストラインの引き方, 胴囲寸法, 布目の扱い方, 着用時間, 体型, 材質によりすべて異ったドレープを示した.
1) 製図は, 同心円を使用し, さらに多くフレアーを入れる時は, 求めたい位置を切り開く.太い人は裾幅も広くする.
2) 中央45°バイヤス裁ちは, 伸び止めになる縫目を作り4枚接ぎにする.中央輪裁ちの時は縦地を通す.
3) 胴囲から腰囲の体型でドレープは左右される.
4) ドレープを多く出す時は柔らかい布を使う.堅い布は誇張された波型となる.