商業空間において、壁に施した造形表現を、分かりやすくするためには、ライティングは必要不可欠で空間の質に大きく影響する。しかし、現状多く使用されている白熱電球を用いる手法であれば、消費エネルギーは増加をたどるばかりであり、室内環境の熱負荷においても影響をもたらす。商業空間では、壁や天井に仕組んだ建築化照明はとりわけ重要な演出方法である。この光をLED化するため、照明器具にレンズを組み合せ、光を集光させ演出的な配光となり小さなワット数で効率を上げ、LED素子を低減でき無駄を省く事ができた。本研究において、建築化照明部分での光源をLED化し、壁面などを演出する光をつくることができ、消費エネルギーをおさえる照明デザインが実現できた。
