本研究の目的は、デザイナーとクライアントが、インテリアスタイルを共通理解できる手法を求めることである。住宅インテリアの書籍とホームページに掲げられた既存インテリア事例の説明文から、28の「説明要素」と25の「スタイル語」を抽出した。インテリア事例を、説明要素の出現状況を用いて分類した。大分類7群と細分類17群に分類できた。各分類群について、スタイル語で名称を推定した。大分類として、モダン系、融合系、和ナチュラル系、自然系、クラシック系、エスニック系、和系を得た。その内容を示す説明要素を特定した。説明要素とスタイル語との関係を用いることで、デザイナーとクライアントの共通理解がすすむと考えられる。