IoT型車内CO2センサを開発し、3台のタクシーで197日間(2021年7月28日~2022年2月9日)にわたり車内環境を測定した。全204,940件のデータから、CO2濃度は平均799ppm、中央値678ppm、最頻値653ppm、標準偏差 478ppm、最大 5,185ppm であった。屋外気温とCO2濃度の標準偏差間に強い正相関(r=0.91、p<0.01)を確認した。46名の乗務員間でCO2濃度に有意差があり(p<0.01)、全1035組中862組(83.3%)で有意差を検出した(Bonferroni補正済 p<0.05)。稼働種別では回送時のCO2濃度が最も低く、賃走時は乗客1~3名で増加、4名で減少に転じる傾向を示した。換気行動質問紙とCO2濃度の相関分析では、冬の休憩後換気行動と強い正相関(r=0.70)、夏の花粉配慮と中程度の負相関(r=-0.58)を示したが、他項目では相関が低く、乗務員の自己申告と実測値間に不一致が確認された。