日本医療マネジメント学会雑誌
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医師、看護師におけるプレアボイドの認知度に関する調査
山本 直子大谷 眞二
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2009 年 10 巻 2 号 p. 453-456

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抄録

 病院薬剤師が薬物療法に関与し患者ケアによって患者の不利益を回避するプレアボイド活動は薬剤師以外の医療従事者にはあまり認知されていないと考えられる。今回、医師・看護師を対象としたアンケート調査によりその実体を把握し、活動のあり方について検討した。当院の常勤・非常勤医20人および看護師51人に対し調査票を用い、プレアボイドの認知度、重要度、フィードバックの必要性について調査した。プレアボイドについて何も知らないと答えた医師、看護師はそれぞれ88.9%、61.4%であったが、この活動についてすべての医師および9割の看護師が重要と考えていた。これまでプレアボイド活動は病院薬剤師の間でおおむね完結していたと思われるが、多くの医師や看護師がそのフィードバックを望んでいることがわかった。今後、この活動を薬剤師以外の医療関係者に周知していくことが肝要であると思われる。

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© 2009 特定非営利活動法人 日本医療マネジメント学会
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