抄録
西別府病院では神経・筋疾患患者を中心に約70台の人工呼吸器が常時稼動している。人工呼吸器の使用を安全に行うためには、看護師に対しても専門的知識が必要になってくる。そこで、医師及び 3 学会呼吸療法認定士で構成される呼吸器管理チームが中心となり、2004年より人工呼吸器の知識・技術の向上を目指し、院内呼吸療法認定看護師制度(以下、「院内認定士制度」という)を導入し院内研修を行ってきた。
3 年間の経緯として、1 年目は院内認定士制度の導入を行い、2 年目は、2 年間の研修参加状況や研修内容および実施方法などの検討を行った。3 年目は、スタッフの意識調査を行い、院内認定士制度の位置づけや役割について検討し、今後の課題を明確にした。