日本医療マネジメント学会雑誌
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事例報告
新型コロナウイルス感染拡大防止策としてサーモグラフィーを用いた来院者発熱チェック体制の評価:得られた副次効果を含めて
相馬 淳宮手 美治高橋 弘明菊池 貴彦大浦 裕之松戸 健一河野 聡高橋 明美外館 善裕佐々木 真紀小石 明子宮田 剛
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2021 年 21 巻 4 号 p. 251-255

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抄録

 2019年12月に中国武漢市に端を発した新型コロナウイルス感染症は急激な勢いで感染者数を増やしている。多くの医療機関では、その感染拡大を防ぐため入館時に発熱者を事前に拾い上げる対策を講じている。我々は、正面玄関の2つの風防室の一方にサーモグラフィーを設置して来院者専用入り口とし、37.5℃以上の発熱者の検出を行った。サーモグラフィーはスクリーニング的に発熱者を拾い上げるために設けたが、その設定体温により拾い上げ数が大きく変動し安定した測定結果は得られなかった。しかし、後方視的には36.5℃の設定が妥当と考えられた。ただし、非冬季の検討であり冬季には改めて設定温度を検討する必要がある。

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