抄録
独立行政法人国立病院機構佐賀病院内の内科, 循環器科, 小児科の混合病棟において, 平成15年4月から小児外科の開設に伴い, 小児鼠径ヘルニア等の患者を受け入れるようになった. 手術決定から退院までの食事から安静度など, 看護が統一されておらず, その都度指示を受けていた. そこで, 外科経験の少ない看護師でも標準的な医療や看護が提供出来ることを目的に, クリティカルパスを作成し, 導入の効果を検討した. 結果, (1) 在院日数が3日以内となった. (2) 1日当たりの診療点数が増加傾向となった. (3) 医師への指示受けが減少する, 治療や看護が把握しやすい等業務改善が出来た. 以上のことから, 小児鼠径ヘルニア患者へのクリティカルパスの導入は有効であった.
今後の課題として, クリティカルパスの評価を推進していくとともに, 入院期間2日やデイサージャリーについても考えていきたい.