日本保健科学学会誌
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⽇常⽣活動作に対するシーティングの介⼊研究に関する⽂献レビュー
斎藤 梨菜井上 薫
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2018 年 21 巻 Supplement 号 p. 24

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抄録
【⽬的】⽇常⽣活のどの場⾯でどのような対象者にシーティングが必要とされているかを明らかにすることである.【⽅法】対象⽂献の検索は,コンピュータデータベースの検索とハンドサーチを⾏った.コンピュータ検索はキーワード「⾷事」「移動」「駆動」「整容」「トイレ」「排泄」「⼊浴」「更⾐」と「シーティング」を組み合わせ検索した.それぞれのキーワードの組み合わせでヒットした論⽂のうち,重複する論⽂を整理し,さらに,会議録と総説,介⼊研究かつ原著論⽂でないものを除外した.ハンドサーチは電⼦データベースに準ずる条件で「⾞椅⼦シーティング研究」を対象として⾏った.【結果】検索結果194 件から上述の除外条件を適⽤した結果,最終的には25 ⽂献が分析対象として選定された.⽇常⽣活に対するアプローチには,⾷事17 件,移動・駆動で5 件,トイレ・排泄で3 件,整容・⼊浴は0 件であった.対象者の疾患は脳梗塞(12 件、48%)で年齢は70歳以上(19 件、76%)が多かった.【考察】⾷事は⼈間の基本的欲求のひとつであることから,患者からの主訴やニードも多く,⾷ 事に対する介⼊が多くを占めたと考える.また,介護状態を要する⾼齢者にとって必要栄養素を摂取し,廃⽤や褥瘡を防ぐことは重要だと考える.【結語】今回の研究結果から,今後は⾷事動作に対するシーティングに焦点を当てた⽂献レビューを⾏い,現状の課題について検討をしていく.
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