日本保健科学学会誌
Online ISSN : 2433-3018
Print ISSN : 1880-0211
ISSN-L : 1880-0211
終末期にある思春期⼩児がん患者の家族に対する看護実践
髙嶋 希世⼦
著者情報
キーワード: ⼩児がん, 思春期, 家族
ジャーナル フリー

2018 年 21 巻 Supplement 号 p. 27

詳細
抄録
【背景・⽬的】思春期は,家族に対してアンビバレンスな感情を抱くことが特徴で,健康な場合であっても、家族が対応に苦労する時期である.くわえて,⼩児がんを患い,治癒を望めない状況になると,家族の苦労は増⻑し,看護師による⽀援が必要となる.しかし,終末期にある思春期⼩児がん患者の家族に対する看護実践についての研究は蓄積が少ない.そこで,終末期にある思春期⼩児がん患者の家族に対する看護実践を明らかにすることを⽬的に本研究を⾏った.【⽅法】終末期にある思春期⼩児がん患者への看護を実践した経験のある看護師7 名に半構成的⾯接を実施し,グラウンデッド・セオリー・アプローチを⽤いて分析を⾏った.【倫理的配慮】本研究は所属機関の研究安全倫理委員会の承認を得て実施した.【結果】終末期にある思春期⼩児がん患者の家族に対して⾏う看護実践について分析した結果,<家族についての違和感>を抱くと,<家族に関わる必要性の認識>を⾼め,他職種を巻き込んで<情報収集と共有>を⾏った結果,<家族のサポートの強化>をして,<家族の変化>を⽣じさせていたことが明らかとなった.【考察】分析結果より,違和感を抱くことができるための看護師の観察⼒,また,家族に関わることへの⾼い意識の重要性が⽰唆された.
著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top