日本保健科学学会誌
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エビデンスレベルからみた妊産婦対象の鍼灸療法に関する⽂献検討
北條 喜⼦安達 久美⼦
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2018 年 21 巻 Supplement 号 p. 34

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抄録
【⽬的】妊産婦に対する鍼灸療法に関する研究を収集し,批判的吟味をすることで,妊産婦に対する鍼灸療法のエビデンスレベルを明らかにすることを⽬的とする.【⽅法】医中誌web とコクランのデータベースから妊産婦対象の鍼灸療法に関する⽂献を収集し,エビデンスレベルや,鍼灸療法の有効性とその内容をまとめた.【結果】19 件の⽂献が得られ,エビデンスレベルが⾼いものは少なかった.鍼灸療法が妊産婦に有効としているものは16 件,どちらでもないものは3 件であった.効果の内容は,マイナートラブル対処項⽬12 項⽬と妊娠・分娩経過の良化項⽬11 項⽬であった.マイナートラブル対処項⽬と⽐較して良化項⽬のエビデンスレベルが⾼かった.【考察】諸外国と⽐較して国内の鍼灸療法に関する研究は遅れており,研究⾃体が少ない現状であったが,妊産婦のマイナートラブルや妊娠・分娩経過の良化に⼀定の効果が認められることが分かった.鍼灸療法は妊産婦の保健指導の⼀つとして提案できる可能性がある.【結語】妊産婦に対する鍼灸療法のエビデンスレベルが⾼いということは⽰されなかった.エビデンスを⾼めるためには,産科領域で鍼灸療法の有効性に関する研究が推進されることが求められる.
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