耳鼻と臨床
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原著
内耳機能検査 (DPOAE検査、SISI検査、MCL・UCL 検査) の陽性率と内耳生理機能について
君付 隆賀数 康弘松本 希小宗 徳孝野田 哲平梅野 好啓野口 敦子堀切 一葉小宗 静男
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2009 年 55 巻 2 号 p. 49-54

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抄録
内耳機能検査の中で、時間的な患者への負担が少なく実際の外来業務で施行しやすい DPOAE 検査、SISI 検査、MCL・UCL 検査を 112 名、203 耳に施行し比較した。DPOAE 検査の異常率は 1 kHz で 41%、4 kHz で 69%、SISI検査の陽性率は 1 kHz で 20%、4 kHz で 53%、MCL・UCL検査の陽性率は 1 kHzで 43%、4 kHz で 54%であった。4 kHzで聴力レベルの程度による各検査の陽性率 (異常率) を比較すると、各検査とも約 20 dBより陽性を示したが、DPOAE 検査では 35 dBで 90%以上が陽性となったのに対して、SISI 検査、MCL・UCL 検査では上昇は緩やかで 55 dB で約 90%が陽性となった。軽度の感音難聴では DPOAE のみ異常となることが多いという結果を得た。
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© 2009 耳鼻と臨床会
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