抄録
約 1 カ月の間に小児深頸部膿瘍を 2 例経験した。最近では小児深頸部膿瘍に対する保存的治療も多くなってきている。1 例目は当初抗菌薬投与を行ったが症状改善認めず、外科的排膿を行った。2 例目は初診時より耳下部から頸部にかけての腫脹、発赤、開口障害、頸部を側屈させるなどの症状強く早期に外科的排膿を行った。2 例とも全身麻酔下にて口腔内より切開排膿を行い、1 例目で術後 5 日目、2 例目で術後 8 日目に退院となった。2 例ともに術後早期に症状の改善がみられ、外科的排膿が有効であったと考えられた。