耳鼻と臨床
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原著
乳幼児難聴を主訴に当センターを受診した症例に関する検討
山下 道子黒川 雅子花井 敏男中川 尚志
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2012 年 58 巻 2 号 p. 51-57

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抄録
2008年 4月から 2010年 3月までの 2 年間に、「難聴児療育」、「難聴の疑い」を主訴として、福岡市立心身障がい福祉センターを受診した 84 名について検討した。新生児聴覚スクリーニング(以下、新スク)を受けていた症例は全体の62%であった。新スクを受けていた難聴児の平均診断年齢は6 カ月であった。その中でも新スク Pass で難聴と診断された児の平均診断年齢は1 歳6 カ月であった。新スクを受けていない症例は全体の32%で、難聴平均診断年齢は2歳1 カ月と遅い傾向にあった。このことから、福岡地区での新スクや 1 歳半・3 歳児健診の聴覚検診についての再検討や医療機関・保健機関・療育教育機関の連携を確実にする必要が示唆された。
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© 2012 耳鼻と臨床会
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