耳鼻と臨床
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原著
小児上気道感染症症例における薬剤耐性菌の現況
冨山 道夫
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2012 年 58 巻 2 号 p. 58-71

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抄録
2011 年に小児急性中耳炎、急性鼻副鼻腔炎より検出された S.pneumoniaeH.influenzae の薬剤感受性試験を行い、年齢層と薬剤耐性菌の関連および小児急性中耳炎診療ガイドライン、急性鼻副鼻腔炎診療ガイドラインで推奨されている抗菌薬の薬剤感受性を検討した。年齢層と薬剤耐性菌の関連は、3 歳未満の群は 3 歳以上の群と比較し有意に DRSP が高い頻度で検出されたが、ABPC 耐性 H.influenzae では年齢層による差はみられなかった。薬剤感受性に関して PSSP は AMPC が CDTR より良好で、逆に PISP は CDTR が AMPC より良好であった。H.influenzae は CDTR が最も良好であった。TBPM の MIC90は DRSP 0.06 μg/ml以下、ABPC 耐性 H.influenzae 0.5 μg/mlであり、今回薬剤感受性試験を行った抗菌薬の中で唯一両薬剤耐性菌に対して MIC90が 0.5 μg/ml以下を示した。
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© 2012 耳鼻と臨床会
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