耳鼻と臨床
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原著
純音聴力検査閾値に比して著しく語音弁別能が悪い感音難聴症例についての検討
中原 はるか室伏 利久
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2013 年 59 巻 6 号 p. 275-281

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抄録
聴神経腫瘍症例を除外し、純音聴力検査と語音聴力検査を施行した感音難聴 349 耳において、語音弁別能(y)は平均純音閾値(x)に対してよい相関関係を示した(y=-1.1102x + 136.15、R2=0.4876)。これから大きく外れた語音弁別能の著しく悪い症例の検討を行ったところ、17 耳(平均 79 歳)が該当した。病態としては、年齢とともに進行したという高齢者が、6 例 8 耳で最多であった。その他、メニエール病が 3 例 5 耳、片頭痛に合併し難聴が進行したもの、脳出血の既往を持つ突発性難聴後などがあった。メニエール病の病脳期間の長い症例では、後迷路性難聴の進行も原因として考えられた。
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© 2013 耳鼻と臨床会
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