2017 年 63 巻 1 号 p. 15-19
症例は 29 歳、女性、増悪する両側外耳の掻痒感を主訴に当科紹介となった患者である。 3 年前より耳掻痒感があり、近医にて内科的加療をされるも改善せず、症状は増悪していた。局所所見としては両側の軟骨部外耳道に乳頭腫様の腫瘤が多発しており、病理組織学的診断は Squamous papilloma であった。軟骨部外耳道に発症した難治性の尋常性疣贅に対して、CO2レーザーにて蒸散を行ったところ、経過良好であり、術後 5 カ月の再診時には腫瘤は消失した。本症例より、外耳道に発生した尋常性乳頭腫に対して、CO2レーザー治療は有効な治療法の一つであると考えられる。