2021 年 67 巻 5 号 p. 285-288
2001 年から 2020 年までの 20 年間に、横浜市栄区民で後天性真珠腫に対して初回の手術を受けた頻度は人口 10 万人当たり年間 3.2 件と推測された。栄区の面積は 18.55 km2、人口 12.2 万人である。本研究は後天性中耳真珠腫で初回に手術を受けた者を対象とした。先天性真珠腫、外耳道真珠腫、コレステリン肉芽腫、再発した中耳真珠腫は対象から除外した。また両側真珠腫は 1 例とカウントした。栄区民の真珠腫患者はほぼすべて当院を受診する。このことから手術適応となる真珠腫の頻度を算出することができた。