2024 年 70 巻 1 号 p. 26-31
症例は 41 歳、女性。発熱、頸部腫脹で当科を紹介受診した。可溶性 IL-2R 3,619U/㎖ と上昇しており、血小板 59 × 103/μℓ と低下していた。可溶性 IL-2R が高値であり悪性リンパ腫を強く疑い、FDG-PET 検査を施行したところ、右頸部リンパ節に高度多発集積、脾腫の存在を認め悪性リンパ腫疑いとの結果であった。初診 2 日目には WBC 3,000/μℓ に低下した。初診 3 日目に全身麻酔下に右頸部リンパ節生検を施行した。亜急性壊死性リンパ節炎の可能性も考慮してステロイド漸減療法を開始した。術後、肝酵素上昇も認め、血球貪食症候群も疑ったが、症状・所見は順調に改善し、組織学的検査結果は、亜急性壊死性リンパ節炎であった。