福井医科大学耳鼻咽喉科
1990 年 36 巻 5Supplement4 号 p. 904-909
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1983年以来, 反回神経麻痺に対する外科的処置を24症例に27術式を用いた. 動的再建術式として8例に神経移植, 2例に有茎神経筋弁移植を用いた. いずれも運動の回復はみられなかつたが, 声帯萎縮は防止され, 10秒以上のMPTの維持または延長は78%にみられた. 静的再建術として, 12例に主として甲状軟骨形成術I型を施行したが, MPT10秒以上は50%に得られた. 両側反回神経麻痺に対しては主として気管切開後に弁付カニューレを用いた.
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