耳鼻と臨床
Online ISSN : 2185-1034
Print ISSN : 0447-7227
ISSN-L : 0447-7227
柴朴湯を用いた咽喉頭異常感症の治療成績
中島 智子井口 郁雄渡辺 周一小河原 利彰中井 貴世子斉藤 稚里赤木 成子竹久 亨岡野 光博高田 信昭隅田 伸二小坂 正和東川 俊彦田村 慎一郎三浦 基志増田 游
著者情報
ジャーナル フリー

1993 年 39 巻 5 号 p. 706-713

詳細
抄録
咽喉頭異常感症61例を対象に柴朴湯を投与した治療成績について臨床的検討を行い, 次の結果を得た.
1. 臨床効果は, 中等度改善以上は, 41%, 軽度改善以上は, 71%であつた.
2. 柴朴湯2週間投与時より, 4週間投与時の方が改善度が高く, 4週間の連続投与が有効と考えられた.
3. 喫煙により咽喉頭に慢性炎症を生じたものでは治療成績は不良であるが, 軽度の炎症に対する効果は期待できると考えられた.
4. 咽喉頭異常感の改善度は, 男性では漢方所見“証”との相関がみられ, 女性では明らかな相関はみられなかつた. 全体では, 証に合致する傾向にあつた.
5. MASと改善度との相関はみられなかつた.
著者関連情報
© 耳鼻と臨床会
前の記事
feedback
Top