耳鼻と臨床
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アスポキシシリンの臨床的検討
耳鼻咽喉科領域感染症における有効性
石田 達也記本 晃治高石 司阿部 律子平賀 智川田 育二山口 幹夫阿河 邦治酒巻 孝一郎小池 靖夫
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1993 年 39 巻 5 号 p. 699-705

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抄録
耳鼻咽喉科領域感染症44例に対して, ASPCを投与し, 同薬剤の臨床効果ならびに安全性を検討した. その結果, 臨床症状, 所見からは, 主治医判定で98%, 委員会判定で86%という高い有効率が得られた. またとくに急性扁桃炎・咽喉頭炎症例においては外来投与で良好な成績が得られた. 副作用は1例も認められなかつた.
上記症例のうち5例に細菌学的検査を施行した. 全例においてASPCの有効菌種であるグラム陽性菌が検出され, 薬剤投与後には委員会判定で100%の有効率が得られた.
以上より, ASPCは非セフェム系の優れた抗生剤の一つであり, 扁桃炎・咽喉頭炎をはじめとする耳鼻咽喉科領域感染症に対して優れた臨床効果を有し, かつ安全性にも富んだ薬剤であると考えられた.
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