耳鼻と臨床
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[第1回頭頸部癌化学療法研究会]症例検討: 進行癌の治療選択と問題点
西尾 正道
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1997 年 43 巻 1Supplement1 号 p. 132-141

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抄録
進行口腔癌の治療は手術を中心として行われており, 放射線治療や化学療法は補助的治療として寄与できる可能性を模索している段階である.
放射線治療ではIr-192 micro-sourceの使用により術中の残存病巣に対する周術期小線源療法が可能となり, 化学療法ではCDDPを中心とした有効な薬剤の合理的な使用方法が検討されている. 本稿では話題提供として, T4舌癌の治療成績と, 小線源治療を中心とした進行頭頸部癌に対する幾つかの工夫と, 進行頭頸癌の治療について私見を述べた.
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