近畿大学医学部耳鼻咽喉科学教室
奈良県立医科大学耳鼻咽喉科学教室
熊本セントラル病院耳鼻咽喉科
2000 年 46 巻 2 号 p. 110-113
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右仮声帯から右声帯および右披裂部にかけて再発した限局性のアミロイドーシスを経験した。症例は、38歳女性で主訴は、嗄声と呼吸困難であった。15年前に一度喉頭腫瘤型アミロイド摘出を受けている。初診時、右仮声帯付近に表面平滑な腫瘤を認めた。喉頭戴開下に腫瘤摘出を行い、腫瘤摘出後の組織欠損部に下口唇粘膜の移植を行った。粘膜縫合の困難な部位の固定にはフィブリン糊が有川であった。術後、呼吸困難や瘢痕狭窄もなく経過良好であった。
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