耳鼻と臨床
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舌運動評価における超音波検査の有用性
杉下 周平川崎 聡大片岡 裕子福島 邦博武田 靖志野崎 園子西崎 和則
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2006 年 52 巻 4 号 p. 237-240

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抄録

超音波検査によって嚥下時の舌の運動を評価することが可能であることが示された。プリンを用いた場合には個体ごとの運動特性を反映させることが可能であった。画像解析によって恣意性の少ない、より客観的な評価が可能であり、臨床観察上の知見を定量解析することの可能性が示唆された。今後は特に口腔相に問題を抱える摂食・嚥下機能障害症例に対して検討を加えていきたい。

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