棚橋医院
2006 年 52 巻 6Supplement4 号 p. S296-S298
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重症咽頭期嚥下障害の治療目標は、誤嚥の寛解と嚥下能力の再獲得である。誤嚥防止を目的として喉頭気管分離術を行ったとき、術後の音声機能喪失は大きなマイナスである。今回この手術の術後に音声機能保存の目的で、喉頭気管分離術変法を行った。原法では縫合し閉鎖する喉頭側気管断端を開放しておいて、カブ付きチューブを装着した。このチューブと気管口とをスピーチバルブをもった呼吸管にて接続し、呼気を送って発声させ、家族との会話をする能力を持たせることができた。
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