抄録
ラリンゴマイクロサージャリーにおいては術中の出血のコントロールが重要であり、特にmicroflapを用いる場合には出血の予防が望まれる。今回、出血の予防としてエピネフリンの上皮下注射とKTPレーザーによる光凝固を用い、その有用性につき検討した。対象は47例で、エピネフリン注射を行ったものが27例、KTPレーザーを用いたものが33例、両者を併用したものが13例であったoその結果、これら47例のうち、43例においては良好な術中出血の予防効果が得られた。充血の高度なラインケ浮腫の3例と易出血性ポリープ1例の計4例においては術中のoozingがなお続いたものの、手術操作に大きな支障はなかった。