造園雑誌
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幹挿しにおける穂木の長さと太さについて
重松 敏則久松 直樹
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1989 年 53 巻 5 号 p. 109-114

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抄録
幹挿しによる, 造成法面や急傾斜地での樹林復元手法の開発を目的に, アラカシ, ヤブッバキ, イヌッゲについて, 穂木の長さと太さの限界を把握するための実験を行った。その結果, 穂木の幹直径は, それぞれ10, 8, 7cmでも十分な発根が得られること, 地上部の幹の長さは, イヌッゲでは50cm, ヤブツバキでは100cmでも50%程度が発根するが, 70%以上の発根・活着率を達成するには, いずれの樹種も25cm程度にすべきことが分かった。
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© 社団法人 日本造園学会
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