ランドスケープ研究
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森林公園計画における二次林の林冠木個体群構造と植生管理に関する研究
石井 正人中越 信和
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1996 年 60 巻 5 号 p. 543-546

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抄録

広島県廿日市市の「はつかいちアルカディア創出事業」における二次林を主体とする「さくらの里」地区の林冠木について植生管理の検討を行った. 1.13haの調査区で林冠木の毎木調査を, 20m×20mの方形区で樹高2m以上の個体の毎木調査を行った. 林冠木調査の結果, アカマツ, ヒノキ, コナラが優占し, 林冠木は直径サイズ・空間分布とも不均質な傾向にあった. またサクラ類については143本存在した. コシアブラなどのように幹密度が高く集中分布傾向を示す種が多かった. これらの調査結果から既存のサクラ類や希少種を残し, 亜高木性樹種の多いパッチでは強度の伐採後, サクラ類を補植する整備法を提案した.

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© 社団法人 日本造園学会
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