大阪大学大学院医学系研究科 免疫制御学 大阪大学免疫学フロンティアセンター 粘膜免疫学
2023 年 37 巻 1 号 p. 09-19
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おびただしい数の腸内細菌が存在する腸管においては,腸管上皮細胞によって構築される上皮バリアが腸内細菌を,小腸では主に殺菌作用のある化学的バリアで,大腸では粘液層を中心とした物理的バリアで制御し,各腸管で恒常性が維持されている.それゆえ,何らかの環境要因により腸内細菌が変化する,または遺伝的素因により上皮バリアが脆弱化した場合には,腸内細菌の組織侵入を許すことになり,腸内細菌による過剰な免疫応答により,炎症性腸疾患が発症する.
ビフィズス
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