ビフィズス
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Print ISSN : 0914-2509
高齢者の糞便菌叢および腐敗産物生成に及ぼすヨーグルト投与の影響
森崎 信尋斉藤 康寺田 厚原 宏佳長部 康司村石 賢也岩名 博和金子 勉光岡 知足
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1993 年 6 巻 2 号 p. 161-168

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抄録

66歳から88歳のボランティア9名 (男性4名, 女性5名, 平均年齢80.2歳) にLactobacillus delbrueckii subsp. bulearicus 2038株およびStreptococcus Salivarius subsp. thermophilus 1131株を用いて調製したヨーグルトを, 1日当り130gずつ2回を2週間投与した.ヨーグルトの投与により糞便臭気の改善が認められ, ビフィズス菌数が有意に増大した.また, 糞便中のアンモニアは有意に低下し, その他のp-クレゾール, インドール, スカトール等の腐敗産物量も低下傾向を示した.さらにヨーグルトの投与により平均糞便pHの低下が認められた.

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© 財団法人 日本ビフィズス菌センター
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