腸内細菌学雑誌
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ヒトの腸内菌叢: 先駆的科学者への賛辞
平山 和宏田中 隆一郎光岡 知足Dwayne C. SAVAGE
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2002 年 15 巻 2 号 p. 97-114

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抄録

ヒトの腸内常在菌叢の研究は19世紀末にはすでに始まっていた.研究は20世紀前半にもゆっくりとではあるが着実に進められたが, 1960年代に入るまではその成果が医学その他のヒトの生物学分野で注目されることはほとんどなかった.1960年代に入ると, それぞれ偉大な実験能力と才能と創造性と先見性を兼ね備えたリーダーたちに率いられた8つのグループによって, 腸内細菌の研究が始められたのである.彼らの研究の成果は, 微生物に関する知見に新たな重要な事実を付け加えることになり, 今日まで続くこの分野における爆発的な興味の出発点となった.この総説ではこの研究分野に決定的な役割を果たした1960年代のリーダー達への賛辞として, この総説をまとめた.

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© 財団法人 日本ビフィズス菌センター
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