抄録
配管据付作業は作業環境への依存性が高く, また, プラント建設全体工数に占める割合が最も大きいため, 建設の生産性変動に大きく影響する.プラント建設の生産管理には生産性の推定が重要だが, 生産性変動を定量化しかつ変動の原因を明確にするには, 作業時間の基準値が必要である.本論文では, 配管据付作業の作業時間の基準値を求めるため, 据付対象配管の性質が作業時間に与える影響を明らかにし, PTS法(既定時間標準法)にてその影響を定量化する基準作業時間推定法を提案する.仮吊りと開先合せ作業について, 算出した作業時間と実測値を比較した結果, 相関係数0.74で一致し, 本手法が基準作業時間の推定に有効であることが実証される.