日本経営工学会論文誌
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原著論文(理論・技術)
クロスドッキングを考慮した多品種ネットワーク設計問題に対する列生成アプローチ
伊佐 勇人今泉 淳森戸 晋
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2014 年 64 巻 4 号 p. 499-509

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抄録
物流における費用削減はサプライチェーンマネジメントで重要視されていることのひとつだが,それに対する戦略として知られているのがクロスドッキングである.クロスドッキングシステムを持つ物流センターをクロスドックと呼び,この施設は在庫を持つことはなくクロスドックに入荷された製品を保管せずにすぐに検品し,方面別に仕分けして出荷する流れをとる.クロスドッキングシステムにより,輸送費用削減が可能となる.本研究ではこのクロスドッキングシステムを考慮したモデルを提案し,クロスドックの配置と輸送の問題を考える.この問題は整数計画問題として定式化が可能だが,本研究ではこの問題に対して集合分割型問題による定式化を行い,列生成法によりアプローチする.そこでは,子問題に対して簡単な判別を行うことで列生成法におけるLP最適化の高速化を試みる.そして,これら解法の性能を数値実験によって評価する.その結果,本解法は,精度が良好な解を受容可能な時間内に与えることが分かった.
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© 2014 公益社団法人 日本経営工学会
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