日本経営工学会論文誌
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原著論文(理論・技術)
作業者の動きとものの変化に着目した技能分析手法の考案
竹島 壮郎安田 駿一郎篠田 心治松本 俊之篠田 正行
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2014 年 65 巻 1 号 p. 1-8

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抄録
生産現場には,いまだに人手による作業が多くある.人手による作業は作業者の技能によって製品の品質にばらつきが発生し,品質保証が困難になっている.これは,技能に用いられる複雑な動きや製品の変化の形式知化が困難だからである.そこで本研究では,作業者が手や道具を用いて作業する技能を対象として,作業者の動きとものの変化に着目し,技能を定量的かつ視覚的に把握し評価できる技能分析手法を考案した.具体的には,モーションキャプチャーと3DCGソフトを用いて,作業者の動作と道具の動きに作業による影響を付加し,製品の品質へ与える影響を仮想的に再現することで,技能を定量化および見える化し,その再現した作業より技能を抽出して技能の効果を評価できる手法を考案した.考案した技能分析手法を実際の工場における技能を必要とする作業に適用した結果,熟練者と未熟練者の動きの違いより技能を抽出でき,その技能が製品へ与える影響をバーチャル化させた3DCG作業によって評価できた.
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© 2014 公益社団法人 日本経営工学会
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