日本経営工学会論文誌
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原著論文(理論・技術)
食品製造工程における選別作業適性評価手法に関する研究
于 亜婷梶原 康博滝 聖子新里 隆
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2016 年 67 巻 3 号 p. 242-251

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抄録

本論文は,人工現実感技術を用いて選別作業適性を容易に推定する手法を提案するものである.本手法では,まず,実コンベアおよび人工現実感技術(VR)を用いて,選別作業に関する実験を行う.次に,クラスター分析を用いて実コンベアで得られたデータ(選別作業時間)を基に,被験者を複数の選別作業適性グループに分ける.その後,交差検証法を用いて,人工現実感装置で得られたデータ(選別作業時間)から実コンベアでの選別作業適性を推定するためのモデルを作り,モデルに基づき,作業員の選別作業適性を推定する.さらに,本論文では,選別作業適性と人員配置との関係も考察した.

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© 2016 公益社団法人 日本経営工学会
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