2018 年 69 巻 2 号 p. 61-76
本研究はネットで情報を得てから主に実店舗で購入するO2O(Online to Offline)型消費者と,ネットで情報を得てから主にネットで購入するN2N型消費者の,意識や行動の差異を明らかにし,消費者をネットから実店舗に誘導する方策を実証的に提案することを目的とする.そのため,6つの仮説を提起し,消費者調査を行い,仮説を検証した.さらに消費者の購買プロセスを構造方程式モデリングによりモデル化した.その結果,O2O型消費者はN2N型消費者よりも,様々な商品・サービスに関心が高く,情報収集・発信の頻度が高く,買い物にスマートフォンなどを活用していることが明らかになった.最後に仮説検証結果と構築したモデルから実証的に,企業が消費者を実店舗に誘導する方策を提案した.