日本経営工学会論文誌
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原著論文(事例研究)
ブレーク数最小許容HATの一括作成とチーム割当
—J1リーグ2018年に対するスケジューリングへの適用—
仲田 周平呉 偉池上 敦子
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2020 年 71 巻 2 号 p. 58-75

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抄録

J1リーグの年間スケジュールの作成を対象に,2段階のアプローチを適用する.2重総当たり戦のためのスポーツスケジューリングに対し,第1段階で,与えられたチーム数に対して対戦可能なhome-away table(許容HAT)を最小ブレーク数で作成し,第2段階で,シードチームの対戦や各チームの移動距離を考慮して,作成されたHATにチーム割当を行う方法である.既存研究では,許容HAT作成をHAパターン作成と許容(全チーム間で対戦可能)となるHAパターンの組合せを,分けて段階的に行われてきたのに対し,本研究では,基本制約に対するブレーク数最小の許容HATを直接作成する高速アルゴリズムを提案するとともに,一般的に考えられる制約も加えた場合のモデルを構築し,2018年の実データに対し,J1リーグの年間スケジュールを作成した結果を報告する.

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© 2020 公益社団法人 日本経営工学会
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