日本経営工学会論文誌
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原著論文(理論・技術)
集団内の意見形成における単純接触効果の影響の分析
田部 直人北條 仁志
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2024 年 75 巻 1 号 p. 1-8

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抄録

集団内において意見がどのように拡散, 交換され, 収束に至るのかを観察することは, 特定の意見を広めるための条件の発見や効率的な収束プロセスの発見につながる重要なトピックである. 経営工学においても, 効果的な広告の方法や市場における人気の逆転方法の発見につながる可能性があり, 興味深いテーマであると考えられる. そのような集団内の意見形成プロセスを解明するためのモデルにネーミングゲーム(NG) モデルと呼ばれるものがある. NGモデルは, 個々のローカルコミュニケーションのくり返しによってネットワーク全体の合意プロセスを捉えようとするモデルである. 本研究では, 単純接触効果を導入したネーミングゲームモデルを提案し, シミュレーションによりコミュニティの意見形成における単純接触効果の影響を調査する. 単純接触効果における好感度の上昇値や好感度による送信単語の決定ルールを導入し, その影響を調査することで, 単純接触効果がコミュニティの意見形成に与える影響の発見を目指す.

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© 2024 公益社団法人 日本経営工学会
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