2017 年 44 巻 2 号 p. 69-75
リハビリテーション医療では, 脳卒中などによる脳損傷や交通事故などによる四肢欠損など, 神経系や運動器系が異常な形態や運動制御システムの破綻に陥った中で, 患者は日常生活に必要な動作 (ADL) や運動スキルを獲得することを強いられる. バイオフィードバックは, 脳卒中片麻痺のような複雑な運動障害に対するリハビリテーション医療において有利な点が多く, 今後の応用可能性が高いと考えられる. そこで, 本論文では, リハ医療におけるバイオフィードバックの応用可能性について, 主に脳卒中片麻痺の運動障害に関するバイオフィードバックの応用事例を手がかりにして考察した.