日本経営工学会誌
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満足度に関する性差の特徴 : 製造工程における作業集団特性の研究(第2報)
畝 正二天田 三郎田中 宏二永井 義孝
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1976 年 27 巻 3 号 p. 268-273

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抄録
第一線作業集団の編成を意図して, 集団効果性(仕事満足度および就労率)に寄与する要因の特徴を明確にしようとした前報の結果から, 作業者の性の違いが要因の特性に影響を与えていると推察されることに基づき, 本論文は要因の性差による特徴を明らかにしようとするものである.集団効果性指標として, 勤務満足度に関する8種の満足度指標を設定したうえで、数量化I類を用いて要因分析を行なう.そして満足度に対する要因の寄与および要因特性についての考察に基づいて, 性差の特徴に関するいくつかの知見を得ることができた.特徴的な点は, 満足度に対して寄与の大きい要因が性によって異なることおよび要因効果が性によって顕著な特異性を示すことである.これらの結果は, 製造工程における第一線作業集団の効果的編成を可能にするための基礎的な指針を確立するうえで有意義である.
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© 1976 公益社団法人 日本経営工学会
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