日本経営工学会誌
Online ISSN : 2432-9983
Print ISSN : 0386-4812
目標計画法による一括的生産計画問題の研究
東 俊雄宇井 徹雄寺島 和夫
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1977 年 28 巻 2 号 p. 187-192

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抄録
本研究は, たんに期間当り需要量のみに着目するのではなく, 需要に関して実需および仮需の2種類の情報が利用可能である場合に, 最適生産計画を立てることを可能とする目標計画法モデルの展開を行うものである.その結果, 需要量のみを対象としたモデルに比べ, 注文の納期をできるだけ満たすことのできるより詳細なスケジューリング情報が得られること, そのため従来のモデルではスケジューリングを別に行わなければならない場合もあったが, その過程が大幅に短縮可能になったこと, そして下請工場への仕事量が安定していることで有効であることを明らかにすることができた.
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© 1977 公益社団法人 日本経営工学会
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