日本経営工学会誌
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Print ISSN : 0386-4812
パターン認識による抜取り方式の一設計法
太田 宏谷津 進加瀬 滋男
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1977 年 28 巻 3 号 p. 318-322

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抄録
抜取り検査におけるロットの合格・不合格の判定は, パターン認識による識別の一つとみなしうる.この点に着目し, 本研究ではパターン認識にもとづく抜取り方式の一設計法について論ずる.パターンの識別規則として, 誤識別による平均損失を最小にするBayesの識別規則について概説したのち, 計数1回抜取り方式の新しい設計法を提案する.本方式によれば, 消費者危険(あるいは生産者危険)をある規定値以下におさえたうえで, ロットの誤識別による平均損失を最小とする最適な抜取り方式が得られる.
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© 1977 公益社団法人 日本経営工学会
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